博多駅ビルの朝と夜

私たちがたずさわっている紙のデザインと違って、
あまりにもスケールが大きい建築デザイン。

手離れまでにかかる年単位の時間と、膨大なスタッフとコストと…、
カタチがそこに永く残る達成感を差し引いても気が遠くなります。

実家のある福岡の玄関口、博多駅がリニューアルしたのは今年の3月3日。
東日本大震災のお陰で祝賀ムードも気の毒なくらいしぼんでしまいましたが、
少し遅いお正月帰省で探検してきました。


始発の飛行機で飛んだがんばりが功を奏して、
朝日に照らされる博多駅正面を撮ることができました。

でも冬の木立のせいでなんだかちょっと殺風景。
華がないなぁ。


などと軽くがっかりしていたのですが、
最終便で帰る日にたまたま外へでてみたら…。


福岡はまだクリスマス?かと思うほどの見事なイルミネーション。
昼間は目立たなかった「博多駅」の文字もクッキリと。

青色LEDができてからというもの、一気に照明デザインも
バリエーションが増えました。
建築デザインにおいては、照明もまた欠かすことのできない
大きな意匠のひとつなのねとつくづく感じたのでした。

ちなみに、空港が近いことから10階建ての博多駅ビルよりも
高い建物は付近にないので
屋上の展望テラスからは福岡市内をぐるりと一望できます。

博多湾、志賀島方面をパチリ。


巨大な博多駅の中はおいしそうなもの目白押し。
屋台か、博多駅か…、大いに迷うところです。

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