新橋で吞むなら

新橋駅から徒歩３分ほどに鎮座する烏森神社。

飲食店や娯楽施設が乱立する駅前の路地を入ったところに
ポツネンと鎮座しています。

今でこそサラリーマンの巣窟の守り神ですが
その歴史は、新橋が松林だった頃に遡ります。


その創始は天慶３年ー西暦９４０年に、
東国で平将門が乱を起こした時といいますから
軽く1000年以上昔のことです。

松林だったこのあたりには烏が多く、
名前の由来になっています。
新橋のカラスが大きくてツヤツヤしているのは
飲食店から出る栄養満点のエサのお陰ばかりでは
ないようですね。

必勝祈願、商売繁盛、技芸上達、家内安全を祈念して
日々参拝者が絶えることはありません。

長く細い参道にまで飲食店が立ち並ぶ風情は
新橋ならではです。


最近ブームの御朱印も趣向をこらしたものが授与されます。
こんなに愛らしいひな祭りバージョンも。

どういった方がデザインされているのでしょう。
ちょっと興味が沸きますね。
ひなまつりは参拝客が多いため、
予め用意したものを手渡しすると聞きました。
その場でサラサラと書いていただける御朱印のほうが
断然ありがたみがありますが、
長蛇の列に並ぶよりはマシでしょうか。

その昔、日本で３本の指に入るといわれる大火でも
被害なく存続しつづけた烏森神社。
現在の御社殿が造営されたのは、50年近く前ですが、
古さを感じさせない斬新な佇まいです。





我がオフィスからは徒歩で10分ちょっとの距離がありますが、
仕事始めや5月の例大祭の折はもちろん、
仕事でここ一番！の時は、
見守っていただけるよう出勤前に詣でています。

最近は若い女性客も増えて、
おやぢの巣窟のイメージも払拭されつつある新橋。
グルメにも人気のお店がずいぶんと増えました。

新橋で吞む際はちょっと立ち寄って、
おいしいお酒とアテに出会えるよう
お願いしてみては？